・花屋を長年営んでいたが、体力的に継続が難しくなってきたため廃業を検討している
・売上の減少してきたため、赤字が膨らむ前に花屋の廃業を考えている
このような理由で花屋の廃業を検討されている方に向けて、この記事では花屋を廃業するまでの具体的な手続きとその時の注意点をご紹介していきたいと思います。
とはいえ、花屋を廃業するためには、従業員の解雇や店舗物件の解約だけではなく、様々な法的書類の提出が必要です。
また、店舗物件の解約には通常、かなりの時間がかかってしまいます。
そのため、花屋の廃業を検討されている方は、一度花屋を会社ごと売却することも視野に入れてみて下さい。
売却ならば廃業と違い、花屋を簡単に手放すことができますし、何よりも金銭的なメリットが大きいです。
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この記事の目次
花屋の廃業推移を表したグラフ
このグラフは、タウンページの情報をもとに作成したグラフです。
このグラフはタウンページに「生花店」で登録されている店舗の数の推移を表しています。
平均して1年で100件程度減少していることが読み取れます。
この原因として
・その花屋を継ぐ後継者がいないこと
・プレゼントで花を渡すという文化が廃れ始めていること
の2つが挙げられます。
日本で花が最も売れていた時期は、1980年代のバブル期です。
市場規模は年間で1兆6,000億円という数値を記録し、多くの花屋が開業しました。
現代になり、当時花屋を開業した方々が、そろそろ後継者を探す時期になってきましたが、昔と比べて花を贈るという文化が廃れ始めた現代において、若い後継者を探すのは非常に難しいです。
結果として、花屋が廃業を選択する花屋が毎年出てきてしまっていると考えられます。
それでは、次は具体的に花屋を廃業するまでの手順をご説明しますね。
なお、ここでは花屋の廃業に関する法的書類の厳密な書き方ではなく、廃業に至るまでの大まかな流れをご紹介したいと思います。
花屋を廃業するまでの具体的な3つの手続き
廃業手続きを取る前に、まず経営している花屋の資産と負債を計算してみて下さい。
売掛金や、売却して資産化できる機械などが資産で、銀行からの借入などが負債です。
そして廃業手続きは
1.廃業スケジュールを綿密に立てる
2.資産と負債の整理
3.各種法的手続きを行う
といった3つのステップで進めていきましょう。
廃業スケジュールを綿密に立てる
花屋を廃業するためには、どこかに届出をすればいいというわけではありません。
従業員の解雇、店舗の解約、機械の売却や廃棄などを全て終え、店を空き店舗の状態にし、同時並行で書類関係の法的な手続きをする必要があります。
そのため、廃業する最低1年前には綿密なスケジュールを立て、廃業に向けて動き出していくことが大切です。
そして、今すぐに花屋を手放したいという方には、廃業ではなく売却という手段がおすすめです。
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資産と負債の整理
廃業スケジュールを綿密に立てたら、次は資産と負債の整理を行います。
花屋に特有の資産には以下のようなものがあります。
・ショーケース、冷蔵庫などの大型機材
花屋にはこれらの大きな機材があり、再利用できるものがほとんどですので、買取業者や同業者に売却することをお勧めします。
・植木鉢、ハサミ、包装紙などの備品
これらの小さな備品は大した価値にならないため、廃棄か売却で手間のかからない方を選択すると良いでしょう。
・花などの植物
植木鉢に埋まっている植物などは専門の業者が買い取ってくれる場合があります。
・店舗物件
賃貸でなかった場合は売却し、現金化する必要があります。
各種法的手続きを行う
花屋を廃業するためには、通常の小売店と同様に各種の廃業手続きをする必要があります。
全ての手続きを全てミスなくやらなければならないため、行政書士や司法書士といった専門家とともに進めていくことをオススメします。
花屋の廃業には相当の手間がかかる
ここまで、簡略化して花屋廃業までの具体的な流れをお伝えしてきましたが、花屋を廃業するためには相当の手間がかかります。
そして、そのような廃業手続きが面倒に感じる方には、花屋を売却してしまうという方法がおすすめです。
複雑な廃業手続きをするくらいであれば、会社ごと売却してしまう方が断然良いです。
「そもそも花屋って売却できるのだろうか」「うちの花屋は赤字なのに売却なんて信じられない」と思い込んでしまっている方も中には多いかもしれません。
しかし、花屋は売却することができますし、赤字の花屋でもきちんとした値段で売却することができます。
廃業に比べて売却は圧倒的に楽な上金銭的なメリットも大きいです。
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「あなたの経営している花屋をこれくらいの金額で買い取らせていただきたいです」というオファーをこちらが提示し、納得されれば買い取らせていただくという形を取っています。
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