・地元で長い間八百屋を経営していたが、売上が落ちてきたため、廃業を検討している
・後継者が見つからないため、現在経営している八百屋を廃業したい
このような理由で八百屋の廃業を検討されている方に向けて、今回は八百屋を廃業するまでの具体的な手続きとその時の注意点をご紹介していきたいと思います。
とはいえ、八百屋を廃業するためには、店舗物件の解約や取引先への連絡等様々な手続きが必要です。
そのため、八百屋の廃業を検討されている方は、一度八百屋を会社ごと売却することも視野に入れてみて下さい。
売却ならば廃業と違い、八百屋を簡単に手放すことができますし、何よりも金銭的なメリットが大きいです。
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この記事の目次
八百屋の廃業は今後も増加していく
八百屋は街の商店街から徐々に姿を消していっています。
さらに、この状況は今後、さらに加速していくと考えられます。
現在、大型スーパーやコンビニエンスストアの地方への進出が盛んになっています。
彼らは八百屋以外にもたくさんの種類の食品を取り扱っているため、野菜の質にそこまでこだわりがないお客さんは、利便性を求め、そちらに流れていってしまいます。
また、野菜にこだわりのあるお客さんに関しても、今やネットショップを通して農家から新鮮な野菜を直接購入することができるため、そちらを活用しているというケースが少なくありません。
このように八百屋には、一昔前では考えられないほど、数多くの競合が存在し、街の八百屋は厳しい戦いを強いられているのです。
また、「後継者がいない」ということも非常に深刻な問題となっています。
今や、八百屋の店主の多くは高齢者で、1つ下の世代に事業を継ぐため、後継者を探し始めています。
しかし、「息子が東京に行ったままそこで就職してしまい帰ってこない」「息子に家業を継ぐ気がない」といった理由から、多くの八百屋でその作業も難航しています。
これも廃業の増加を推し進めている理由となっています。
八百屋の廃業の現状に関しての説明はここまでにして、次は八百屋を廃業するまでの手順をご説明しますね。
なお、ここでは八百屋の廃業に関する法的書類の厳密な書き方ではなく、廃業に至るまでの大まかな流れをご紹介したいと思います。
八百屋を廃業するまでの具体的な3つの手続き
廃業手続きを取る前に、まずあなたが経営されている八百屋の資産と負債を計算してみて下さい。
回収予定の売掛金や保有している現金が資産で、まだ支払っていない買掛金や銀行からの借入が負債です。
そして廃業手続きは
1.廃業スケジュールを綿密に立てる
2.資産と負債の整理
3.各種法的手続きを行う
といった3つのステップで進めていきましょう。
廃業スケジュールを綿密に立てる
契約の内容によりますが、賃貸契約を解約するためには、長い場合で3ヶ月前に大家にその旨を通達する必要があります。
店舗物件解約の日を決める→従業員に解雇を通知→取引先に廃業することを伝える→店舗を引き渡す
という流れになるかと思います。
このような一連の手続きを全て行う必要があるため、廃業する最低1年前には綿密なスケジュールを立て、廃業に向けて動き出していくことが大切です。
そして、今すぐに八百屋を手放したいという方には、廃業ではなく売却という手段がおすすめです。
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資産と負債の整理
廃業スケジュールを綿密に立てたら、次は資産と負債の整理を行います。
八百屋に特有の資産と負債は以下のようなものが挙げられます。
・冷蔵庫などの大型機材
再利用できるものが多いため、買取業者や同業者に売却することをお勧めします。
・包丁やカゴなどの小物
売却することは難しいため、自治体の指定する方法に基づき適切に廃棄しましょう。
・店舗物件
賃貸でなかった場合は売却し、現金化する必要があります。
各種法的手続きを行う
八百屋を廃業するためには、通常の小売店と同様に各種の廃業手続きをする必要があります。
これらの手続きを全てミスなくやらなければならないため、行政書士や司法書士といった専門家とともに進めていくことをオススメします。
八百屋の廃業には相当の手間がかかる
ここまで、簡略化して八百屋の廃業までの具体的な流れをお伝えしてきましたが、八百屋を廃業するためには相当の手間がかかります。
この記事を読んで、廃業手続きが面倒だと感じた方は、八百屋を売却してしまうという方法が最もおすすめです。
複雑な廃業手続きをするくらいであれば、会社ごと売却してしまう方が断然良いです。
「そもそも八百屋って売却できるのだろうか」「うちの八百屋は古いから売却できるはずがない…」と思い込んでしまっている方も中には多いかもしれません。
しかし、八百屋は売却することができますし、赤字の八百屋でもきちんとした値段で売却することができます。
廃業に比べて売却は圧倒的に楽な上金銭的なメリットも大きいです。
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「あなたの経営している八百屋をこれくらいの金額で買い取らせて頂きたいです」という条件を提示して、納得いただければ買い取らせていただく、というシンプルな形態をとっています。
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